北の夏
薄光に透明な空が映って
歩く彼女の脚も白い
星と渦巻の夏至
松村禎三
生命讃
闇の中より出ずる
蠢き囁くもの
増殖の美
厳粛の音
北にも梅雨があるではないか
連日ノ雨ハ
白霧ト共ニアリ
ヒャウヒャウ降リ続イテ
心神ヲ寒カラシメン
團伊玖磨
パイプと共に歩み
蘇州の空に帰ゆ
ちょっともっさりとした響きは
ぞうさんに相応しい
切り取られる世界
自ら拒んでおきながら
疎外感に苛まれる
この世界
黛敏郎
大胆な発想に
大胆な構図に
全てを融合させた
アジアとジャズと
やっぱりダンディズム
芥川也寸志
哀愁の旋律
小粋なリズム
師譲りのダンディズム
ついでにイケメンで
モテモテよ
碧の粒
山の木々に碧の粒が
濃くも淡くも
風に乗って
翠の匂いが粒となって
光に溶ける